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■歴史の道

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伊寿瑠按司の墓
台グスク
護佐丸の墓






新垣グスク(新垣)
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●築城年代は不明。出土した遺物から13世紀前後と推定されている。
●グスク内には御嶽および祭祀場などがあり、新垣集落の重要な拝所となっている。なお、グスクの興亡にまつわる伝承はない。


【新垣グスク】
中城村新垣にあるグスク。同名のグスクが糸満市新垣にもある。
中城村の新垣グスクは新垣部落の北方琉球石灰岩丘陵にある。1972年(昭和47)発掘調査がおこなわれた。包含層は薄く、単一文化層からなり、フェンサ上層式土器・中国製青磁・染付け・須恵器・鉄鏃・刀子・刀剣の鍔・凹み石・牛の骨歯・貝類なあどが出土している。石垣などの地上遺構は残っていないが、ところどころにその根石がみられる。
現在、新垣部落の拝所となっており、『琉球国由来記』に新垣の嶽の神名<天次アマタカノ御イベ>とある。『おもろさうし』(2-21・22)にも<新垣の根高杜ぐすく、てだが、栄よわるぐすく>と、うたわれている。
資料:沖縄大百科事典(沖縄タイムス社)

聖なる森:新垣集落の北方、石灰岩丘陵に築かれたグスクである。
ガジュマルの根が地表をはうように縦横に延び、根がからみつき落葉に埋まるように根石がそこここに顔を出している。潅木のしげみが頭上をおおいつくし、陽光をさえぎる。祠もない拝所が二ヵ所にポツンと建っている以外に、地上遺構らしきものを見ることができない。
1972年に発掘調査が行われ、フェンサ上層式土器を中心に中国製青磁、染付、須恵器、刀子、刀剣の鍔、鉄鏃、鞐などの出土遺物が確認されている。
『由来記』にある「新垣ノ嶽」はこのグスクで、神名は「アマタカノ御イベ」である。
いい伝え:築城年代については明らかにされていないが、出土遺物により十三世紀前後だとされている。グスクの興亡にまつわる話は伝わっていない。
資料:沖縄のグスクめぐり(むぎ社)






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